暗号通貨

BitflyerのSFD (Swap For Difference) について解説とトレード例

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

はじめに

現在、私はビットフライヤーが提供しているビットコインの証拠金取引である
Lightning FXによるトレードにはまっています。

下記記事でLightning FXの魅力については言及しました。

Bitflyerの手数料は高い?お得に利用する方法

しかし、Lightning FXのSFDという制度が物議を醸しています。

そして、昨日、具体的な改定案が発表されました。そこで、今回は「SFDとは何か?」、「この改定案でLightning FXが良い方向に向かうか?」というテーマで記事を書きました。

SFD(Swap For Difference)って何?

FXとビットコインの価格を紐付けるために導入された制度

Lightning FXはビットコインの価格に紐付いた金融商品のようなものです。

SFDはLightning FXとビットコインの価格を紐付けるために導入された制度です。

もう少し具体的に説明するとSFDはFXと現物の価格を広げるような取引をした場合、罰金がかかるようになっています。反対に、価格差を縮める取引をした場合、ボーナスがもらえます。

つまり、FXの価格がビットコインの価格より高いときにFXを買うと罰金が発生します。逆にFXの価格がビットコインの価格より安いときにFXを買うとボーナスが貰えます。

SFDはFXとビットコインの価格差が大きいときに発生

SFDは常に適用されているわけではなく、FXと現物価格の乖離が10%以上ある場合に適用されます。
例を挙げると

  • ビットコインの価格が100万でFXの価格が110万以上のときにSFDが適用
  • ビットコインの価格が100万でFXの価格が90万以下のときにSFDが適用

です。

SFDの乖離率に応じたSFD 比率(売買金額の大きさに対する罰則とボーナスの割合)が下記の通りです。

価格乖離 SFD 比率
① 10% 以上 15% 未満 約定金額の 0.5%
② 15% 以上 20% 未満 約定金額の 1.0%
③ 20% 以上 約定金額の 3.0%

改定前のSFDは何が駄目だった?

境界値の前後で売買をするとSFDで儲かる

賢い少年少女

1.ビットコインの価格が100万でFXの価格が90万のときにFXを買う

このとき、SFDが適用されて、90万の0.5%に対してボーナスが付加されます。つまり、4500円のボーナスが付加されます。

2.ビットコインの価格が100万でFXの価格が90万1円のときにFXを売る

FXの場合、現物取引と異なり買い売りの注文をした場合、それとは逆の注文をどこかで行う必要があります。買い注文をした場合、売り注文をする必要があるのでFXの価格が90万1円になったときに注文します。

するとFXによる売買益は1円ですが4500円のSFDボーナスによってトータルの利益は4501円となり値動きに対して大きく利益を上げることができます。

意図的にこの状況を生み出すことでSFDが悪用された

上記の例が一般的に考えられる方法です。しかし、上の例を売りから入ることも可能です。簡単のためにビットコインの価格が100万とします。

FXの価格が90万1円のとき大きな売りを入れる
→FXの価格が下がる
→FXの価格が90万以下のときに買いを入れて売り建てを解消(ボーナス付加)

この方法によってSFDの境界値である10%や15%地点でFXの乖離率が往復してFXとビットコインの価格が乖離してしまう問題が発生してしまいました。

SFDの2つの変更点(施行は近日中)

1.ポジションを解消する際のSFDボーナスが無くなる

約定の種類 新規注文 決済注文
価格乖離を拡大する
方向の約定
SFD 徴収 SFD 徴収
価格乖離を縮小する
方向の約定
SFD 付与 SFD なし
(※近日変更点)

2.価格乖離の刻みが細かくなる

価格乖離 SFD 比率
5% 以上 10% 未満
(※変更点)
0.25%
(※変更点)
10% 以上 15% 未満 0.50%
15% 以上 20% 未満 1.00%
20% 以上 2.00%
(※変更点)

結局、改定は効果あるのか?

変更点1の効果はあまり意味がなさそう…

乖離率が大きいときにボーナスを得て、小さくなったときにポジションを解消するようなことを往復することができてしまうので問題は解決しないと考えられます。先ほどの例(ビットコインが100万円で固定)を使うと

FXの価格が90万のときに大きな買いを入れる(ボーナス付加)
→FXの価格が上がる
→FXの価格が90万01円のときに売りを入れて買い建てを解消

で儲けられてしまいこの問題の解消になってない気がします…

従来は境界値周辺で適当に売買してもボーナスと罰則が相殺されて手動のトレードでも何とか売買をすることができました。

しかし、この制度によって適当に売買すると罰則が発生して、境界値周辺で売買を行うことができません。

なので、この改定によって手動のトレーダーが離れていくことが予想されます。これだと、ビットフライヤー側は困るのでこの改定案はなくなると私は予想しています。

変更点2は効果的かもしれない。本当はもっと細かくすべき!

これは5%地点に売買のチャンスを設けてしまい一見、悪手に見えます。

しかし、方向性はこれであっていると私は考えています。なぜかというとこの改定によって乖離率が5%前後でとまることが期待できるからです。

なので、本当は乖離率の刻みを1%とかするべきです。
そうするとどちらかの観点からSFDが機能します。

  • 乖離率が1%地点で売買が行われる
  • または

  • ビットコインとFXの価格変動に比べて刻みが小さくSFDを悪用できない

理想はSFDを連続関数で定義するとSFDが完璧なシステムになると私は考えています。

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加